効果が期待できる症状
腟トリコモナスによる感染症
ファシジンはトリコモナス膣炎に有効な治療薬

トリコモナス(トリコモナス膣炎)は、女性の膣や尿道に寄生虫の一種トリコモナス原虫が感染して起こる病気で、原虫が膣内で増殖し炎症を起こすと外陰部の痛みやかゆみ、排尿時の不快感、泡立ったおりものが増えたりします。
また、女性に限らず男性にも感染することがあります。感染を繰り返す疾患のため早期治療が必要な性病です。
ファシジン(FASIGYN)500mgの成分チニダゾールが、微生物のなかで還元されニトロソ化合物(R-NO)に変化、これが抗原虫・抗菌作用を発揮します。また、反応の途中でフリーラジカルが生成され、微生物のDNAの二重鎖を切断し機能障害を起こすことで、分裂増殖を抑制すると考えられます。一般的な抗生物質とは効きかたが違います。
性行為による感染がほとんどですが、まれに下着、タオル、便器、浴槽での感染の可能性もあるため、性行為の経験のない女性や幼児にも感染することがある感染症です。
女性だけでなく、性行為をした男性にも感染します。そのまま放置すれば、女性はやがて炎症が膣から卵管へと進んで不妊症や早産、流産や骨盤内炎症性疾患などを起こしやすくなるといわれています。また、男性の場合は排尿によって洗い流されてしまうことが多く、まれに前立腺や精のうに寄生して尿道炎や前立腺炎をおこすとされています。
効果的なファシジン(FASIGYN)500mgの使用方法
●通常、成人は1回200mgを1日2回、7日間経口服用します。最大2000mgまで服用可。投薬終了後、腟トリコモナスを検出した場合は、投薬終了時より少なくとも1週間ぐらいの間隔を置いて再服用する。
●飲み忘れた場合は気が付いた時点で、すぐに飲んでください。ただし、次に飲む時間が近いときは忘れた分は飲まないで、1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
●誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
●医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
使用上の注意と副作用について
●以前にファシジンを使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある方。
●血液疾患、脳や脊髄の器質的疾患がある方。
●妊娠(3ヵ月以内)または妊娠している可能性がある、授乳中の方。
●他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
●アルコールの分解を妨げる働きがあるため、腹痛、嘔吐、顔面潮紅などが現れることがあるので、服用中および服用後3日間は飲酒を避けてください。
副作用は少ないほうですが主な副作用として、発疹、食欲不振、吐き気、嘔吐、胃部不快感、腹痛、下痢、頭痛、倦怠感、尿着色などが報告されています。
重い副作用はまずありませんが、類似薬の長期服用においては、末梢神経障害や脳波異常の報告があります。手足のしびれ症状やピリピリ感などに念のため注意してください。また、もともと、けいれんを起こしやすい人では、けいれん発作の誘発に注意が必要です。
このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

ファシジン(FASIGYN)500mgの詳細
有効成分:Tinidazole(チニダゾール)500mg
内容量:100錠
メーカー:Pfizer(ファイザー)
販売価格:オオサカ堂価格 $29.60 3,662円
性感染症治療薬一覧に戻る▶▶▶
この商品を購入された人は、こんな商品にも興味を持っています。
※為替レートの変動などで掲載している価格は目安として判断してください。
適正な価格は各商品ページでご確認ください。また、パッケージデザインなどの変更があることもご了承ください。